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読みもの「あの窓辺の、置き手紙」

少し前から、Atelier Oarさんが運営されている「オールの読みもの」に寄稿しています。「始めます」と勢い込むのも「始めました」と呼びかけるのも苦手で、肩書きや正体がそこそこ不明なほうが読み手も書き手も純粋に「読みもの」として楽しめるかなとも思い、ひっそり始めてこっそり続けています。 第1回は、こちらか...

悩みは増えていくとしても、「いい感じ」でいられるマイルーティンがあれば心強い

何の予定もない籠り日は、思考も気分も、すっぴんで過ごしたい。最低限のルーティンだけを済ませて、私的な時間にとって必要のないことを連想させるものには手を出さず、かと言って、投げやりにもせず。「こんな日も、こんな自分も、とびきり好きでもないけど嫌いでもない、ちょうど真ん中」そんなふうに空っぽに気を緩めた日に限っ...

年に一度、手紙の交換のようなやりとりを、穏やかに緩やかに続けるために

1年が終わろうというのに、手帳やカレンダーの残数を見ても年末年始のお知らせを何通受け取っても、何かが終わってまた始まろうとすることに焦りや期待のようなものを感じなくなっている。今日と明日の西暦が変わっても明日は過去の延長線上にあって、外的要因でもたらされる受け身の小さな焦燥や高揚を抱えたところで、それ自体に...

揺らぐ境界線に目を凝らす、それぞれのパーソナルスペース

文筆家・岡田育さんの「40歳までにコレをやめる」を、都心の美容室大激戦区へ向かう通勤電車の人混みの中、お守りのように握りしめて読んでいた。狭い空間で、魚の小骨のような違和感が物理的に形を為して、個人の領域などお構いなしに圧迫しては逐一咀嚼する意義を考える間もなく通り過ぎてゆく情報過多、そんな毎日に目が回りな...

誰かの理想像に窒息しないために、ヘアカタログの掲載をしないと決めた

サイトを開設して以降、どこか疑問に思われている方もいらっしゃるかもしれないが、当サイトにはいわゆる「ヘアカタログ」を掲載していない。 「それじゃどんな髪型を作っている人なのか分からない」 「どうやってオーダーすればいいのか分からない」 そういったお気持ちを抱かれる方も少なくないだろうと思いながらも、「ヘアカタログ」の必要性をどうしても疑ってしまう。

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